慈善というのは時にはより悲劇を生むに過ぎない

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新型コロナの都合上、家で映画の観賞をすることが増えたが、

アカデミー賞受賞のスラムドックミリオネア(インド映画)を観てみた。

 

 

インドで生活したことがあるが、実際問題、インドは映画以上に悲惨かつ希望に満ち溢れ明くて役人は昼間から白昼堂々賄賂を受け取り、かつ西行が夢見たガンダーラの国の僧侶は下品である。

 

この国は日本でしか生活したことが無い人間には想像することが困難な国なのであるので、体をめっぽう鍛えてから旅行を進める。

 

で、慈善が何故より悲惨を増産するのかは、この映画の孤児少年が目を潰されるシーンからわかる。

すなわち、

 

「悲惨な光景を見て金をやる奴がいるから」

 

である。

だから、人形使いはマリオネットをもっと悲惨にする。悲惨なマリオネットをもっと増産する。

 

マリオネットに金をやってもあがりは人形使いが根こそぎ持っていくので、大抵の場合、慈善の効果などないのである。

 

実際にインドに住んだことのある人間から言わせれば、

最近多い、インドの少女が幼児なのに結婚させられる写真を使った募金は大変疑問である。

 

写真を見ると、少女はあでやかな色彩の着物を着て、髪飾りや金の腕輪などの装飾品もつけている。これはスラムでボロをまとって物乞いせざる得ない少女ではない。持参金付きで嫁に出せる(インドでは花嫁の家庭がお金を出します)そこそこ金のある家庭の娘である。

 

金持ちの自尊心を満足させ、金を得るために人身売買商人は悲惨な操り人形を増産するのである。

 

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