借金は特定の条件の元では預金である

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借金 =!(not equal) 預金

 

これは、情報学的なオペレータである。

 

しかしながら、必ずしも成立する式ではない。

 

総務省統計局の消費者物価指数を見てみよう。

https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.html

  年平均(前年比 %) 月次(前年同月比 %)
2017年 2018年 2019年 2019年11月 12月 2020年1月 2月
総合 0.5 1.0 0.5 0.5 0.8 0.7 0.4
生鮮食品を除く総合 0.5 0.9 0.6 0.5 0.7 0.8 0.6
生鮮食品及びエネルギーを除く総合 0.1 0.4 0.6 0.8 0.9 0.8 0.6

 

 

この場合、

2019年の消費者物価指数は総合で0.5%(0.005)上昇している。

すなわち、物価は0.5%高くなっているので、貨幣価値は0.5%下落しているのである。

 

わかりやすく言うと、去年の1000円は今年の1000円でなく995円でしかないのである。

従って、借金の利率が仮に年利0%であるとすれば、借金は年利0.5%の預金と同様なのである。

 

以下は三井住友銀行の普通預金金利である。

https://www.smbc.co.jp/kojin/kinri/yokin.html

 

スーパー貯蓄預金 積立型貯蓄預金・年金受取型貯蓄預金
1,000万円以上

0.001%

0.001%

300万円以上

0.001%

0.001%

50万円以上

0.001%

0.001%

50万円未満

0.001%

0.001%

普通預金(標準金利)

0.001%

 

すなわち、0.001%(0.00001)が一般的な預金金利である。

ということは、普通預金をすることにより、

去年の100000(十万円)円が今年の100001(十万1円)円になるのであるが、

 

去年の10万円は今年の99500円であるから(物価上昇によって貨幣価値が0.5%下落)、去年の10万円を今年普通預金により受け取ることとすると、折角去年は10万円であったのに、今年になったら実質価値は99501円になってしまったことになるのである。

 

すると、

年利0%の借金は年0.5%の利益 

普通預金は年0.499% の減益 ということになり、

 

預金 < 借金

の価値的不等号式が成立するのである。

 

よくよく考えてみよう。従来の考え方では、預金というのは資産運用の主たる方法であった。

しかし、消費者物価指数を勘案すると、(今の普通預金金利では)預金というのは資産を単に減らす方法でしかないのである。

 

「宵越しの金は残さねー!!」

 

借金により資産を増やす。

これは通常の金融工学の常識を超えた資産運用の方法と言わざるを得ない。

 

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