アンプで音が違うのか

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90年代はアンプの価値と値段は目方で決まるとも言われた。アナログアンプの音質と価格は重量に比例したのである(某有名オーディオ雑誌に堂々とそういうことが書いてあった時代)。

まあ、ばかばかしいといえば、そうである。電磁気学的に直接的に関係のない重量が音質の一つの目安でもあったのである。

 

それでもって、2020年代は変化の年である。

デジタルアンプが表舞台に立ったからである。

「安い」「軽い」「小さい」「音が良い」というこれまでの感性だと、にわかに信じられない事が発生しているのである。

 

主観的内観法にて、音質を比較してみた。

 

マランツ PM-8100SA 発売当時70000円

 

スタンダードなエントリークラスといわれるHi-Fiアンプである。

昔ながらの作り込みで重量と内部の部品はなるたけ左右対称かつ電源部とその他が注意深く分離されて作られている。

普通サービスマンしか開けない内部まで、ELNA製の外装まで美しいコンデンサが整然と並んだ、非常に丁寧な美しい日本人的な作りこみで、いってみれば第二次世界大戦時のロシア製戦車と日本製豆戦車の違いと言ったところだろうか・・・。しかしながら、やはり顧客満足度という点では、秋月で容易に手に入る安価なニチコンよりELNAのが高く、ある意味商魂も感じ取れる逸品である。

 

某有名オーディオネットショップ製ヤマハチップ搭載デジタルアンプ

実売3000円程

 

手のひらサイズのデジタルアンプ。重量は100g位であろうか。トランスも巨大な電解コンデンサも無く、昔ながらのHi-Fiアンプからは想像もできないチープさである。一見してこんなゴミくずみたいな基盤からいい音がするわきゃないと思いきや、ビックリ裏切られる。

 

SONY USA製 ローエンドAVアンプ

ヤフオクで1000円

 

DSPと7.1chアンプ付きで1000円である・・・。安すぎて思わず購入。

非常にチープな作り込みだが、1000円で7.1チャンネルのアンプが買えるなら安い。

(なお、モーター部が存在しないためアメリカのアンプは日本で使えます(自己責任で))

 

 

<評価>

1.マランツ

 日本を代表するHi-Fiアンプのメーカー、流石にノイズも少なく美しい外装を眺めて一人で自己満足に浸れる気分の良さはこれに勝るものはないと言える。

 (でも)3000円のデジタルアンプの10倍以上の価値があるのか??という点で、昨今非常にコストー価値の観点から疑問を感じざる得ない商品になってしまった感は拭えない。やはり20世紀の品物という感じである。管球アンプを楽しむような性質の商品に将来的に変ずると思われる。

 音質だが、デジタルアンプと比較すると、分解性能は低い。デジタルアンプのほうが明快な音がする点で勝っているのである。しかしながら、電源に金がかかっているのもあり、低音やパンチの強さはアナログアンプのがまだ勝っているようである。

 

2.デジアン

 おもちゃや子供向け電子工作KITそのもの見た目で、外見的商品価値は無く、機能性だけが金銭的価値を有する商品である。

 3000円で明快な音が鳴る。家庭内で利用するには全く問題にならないパワー。(そもそも、Hi-Fiオーディオの100Wも家庭内でつかうわきゃない) 値段を考えれば星五つの満足度である。ただし、JBLやマッキンのような置物的価値は有さない。

まあ、絵画や壺に高いお金を支払う人もいると考えれば、置物に価値をおいてもいい。

 

3.ローエンドAVアンプ(AVレシーバー)

 SONY USA製品。マランツのような内部基盤の美しさとは無縁。合理性とコストを最優先したアメリカらしいつくりである。

 コンデンサーも整流部だけにSONY AUDIO を記載されたオーディオ用コンデンサであるが、あとは産業用のようである。

 金や赤の美しい外装の部品も皆無である。非左右対称の作りで、トランスの設置してある左側だけに重量があり、配線もぐっちゃぐちゃで内部の見た目の美しさはない。

 音的には、「安物の抵抗でネットワークを組んだスピーカー」って感じである。逆起電力の影響であろうか、音に余分な成分が乗ってる感じと、若干のノイズが発生するが、普通の音量では気にならない程度である。

 安く、7.1chを楽しむためのデコーダー(コンピューター機器)と考えたほうがよさげである。

 

おいしい食事は見た目も重要ということであろうか。

 

(以上は全くの個人的主観なのでノークレームノーリターンで)