プロ論

プロとは何なのか?

これについては、人によって内心の定義が異なるのであるが、

当方の定義は以下である。

 

「プロとは当該技能について自らの限界を知っている者である」

 

素人は、自らの限界を知らないがゆえに、失敗する可能性があったり、無謀なことをしたり、大風呂敷を広げたりする。

そうすると、儲けを目論んで仕事をするが、逆に失う金銭のが多くなってしまったり、請負物が完成できなかったり、完成したとしても当初の予定から遅れたり、または相手が期待するレベルに納品物が到達していなかったりする。

 

そうすると、儲からない。だから仕事にならない。だから素人なのである。

 

客からの要求に必ず「YES」と言えという会社を散見する。特にシステム系ではそうである。

多くのシステム会社が、当初は請負を目論んで起業したが、結局は実質的人材派遣業になってしまったのはそういうわけである。

要するに「システム屋として儲からない」のである。

営業的にYESは顧客に対して絶対であったとしても、技術的・マンパワー的にはそれに対応する資源を保有している裏付けがないため、企画的に張りぼてになって、赤字を垂れ流し結局儲からない。そういう大手さんの要件定義書をよく見たものである。

結果的に実際出来上がるものは、修正だらけのスパゲティーソースコードと後付けで納期直前に作成された、コードとはかけ離れた膨大な設計書なのである。知らぬは客だけ・・・、設計書は数百万(まあ、卒論と同じでとりあえず沢山書いておけば、めんどうくさいので細かいとこまで見ないからな)。

 

そういう会社は、営業屋さんであるがゆえに、人材派遣は得意だが、システム屋さんとしては素人さんなのである。

 

実際、実に多くの会社が、技術の看板を掲げるだけの営業屋さんなのである。特にシステムと建築はそうである。

 

理想と現実のお話でした。